住宅後進国と言われて久しい日本の住宅事情。バブル期の異常な土地の高騰。劣悪な建売住宅。年間数万棟のプレハブ住宅を一社で生産する巨大な住宅メーカー。省エネ住宅。高断熱住宅。ソーラーハウス。都市型住宅。輸入住宅。私たちは諸外国に類を見ない様々な経験をしてきました。しかし、これからの家づくりは、もっと住宅の原点を見つめ直し、奇をてらったり、流行にとらわれない、自然な家づくりをすることが大切だと考えます。無理や無駄のない自然な家。落ち着きと品位を備えた家。そんな家づくりを私たちは目指しています。


ひとつとして同じ土地はありません。それぞれの土地の特徴を十分に生かして設計すれば、建物もまたひとつとして同じものは出来ません。世界にひとつ。あなただけのオリジナルな家を考えてみませんか。


いかに良い設計図が出来ても、きちんとした工事が行われなくては、まさに「絵に描いた餅」です。当社では、この点を最も重要視しています。私をはじめスタッフがみな豊富な工事経験をもっているのは、その現われです。


長原 晴次

1951年、東京生まれ。一級建築士。設計事務所、住宅メーカーで、設計や開発研究の仕事をこなしていたが、飽き足らず独立。1991年に株式会社長原建築事務所を設立。人や環境にやさしい木の家にこだわり、壁式木造・軸組木造だけでなく、大断面木造・大型木質パネル工法などの輸入住宅の導入など、木造住宅の普及に積極的に取り組む。また、設計と施工の両面を重視しているため、みずから現場に赴き、責任ある施工も行っている。監修書に「木造住宅の寿命をのばす本」(PHP研究所)があり、講演や新聞雑誌の掲載も多数。現代の棟梁をめざす建築家。